AviUtlのアニメーション効果にある「砕け散る」は、オブジェクトが割れたガラスのようにバラバラに砕けて、散り散りになるエフェクトです。
砕け散るの設定項目
開始時間
解説
砕けるのが始まる時間を調整できます。
開始時間「2.0」の場合
数値はー100~100まで設定できます。
数値をマイナスにすると、砕け散っている途中の状態から始まります。
例えば、-0.1、-0.5、-1.0の場合を見てみましょう。
- 時間-0.1
- 時間-0.5
- 時間ー1.0
初期値は0になっています。
中心X、Y、Z
解説
砕け散るときの中心になる部分を変更できます。
X、Y、Zとも数値はー1000~1000まで設定できます。
初期値は0です。
・中心X
中心になる部分を横方向(左右)に変更できます。
数値を低くすると中心は左に、高くすると中心は右に移動します。
・中心Y
中心になる部分を縦方向(上下)に変更できます。
数値を低くすると中心は上に、高くすると中心は下に移動します。
・中心Z
中心Zに関しては、奥行きなのでカメラ制御を使用したときに使います。
実際にカメラ制御で斜めから見てみましょう。
中心Z:-100
中心Z:100
数値を低くすると中心は奥に、高くすると手前に移動します。
パラメータ設定
破片サイズ
解説
砕け散るときの破片の大きさを調整できます。
1番小さいサイズは「10」です。
初期値は50です。
- 10
- 50
- 70
速度
解説
砕けた破片が飛び散る速さを調整できます。
- 100
- 300
- 1000
初期値は100です。
重力
解説
砕けた破片が落ちる時の重力の強さを調整できます。
- 10
- 50
- 500
数値を低くすると重力が弱くなるのでゆっくりと落ちてくる感じになります。
初期値は100です。
時間差
解説
通常、砕け散る時は中心部分から砕けて、だんだん周りも砕けていきます。
この中心が砕けてから周りに向かって砕けていくときの時間差を調整できます。
破片サイズ10、時間差0
破片サイズ10、時間差1000
初期値は100です。
距離影響
解説
砕け散った破片がどのくらいの距離飛ぶかを設定できます。
- 0
- 50
- 500
数値を高くするほど飛ぶ距離が長くなります。
初期値は100です。
ランダム回転
解説
砕け散った破片が回転する時の速さを設定できます。
- 0
- 50
- 500
数値を高くするほど破片の回転速度、回転数も増えます
初期値は100です。
ランダム方向
解説
破片が飛び散る方向をランダムにします。
数値を高くすると、飛んでいく方向がどんどんバラバラになります。
- 0
- 200
- 1000
数値が0だと重力があれば、そのまま下に落ちていく感じになります。
初期値は100です。
再生速度
解説
「砕け散る」のアニメーションそのものの再生速度を調整できます。
数値は何倍速かを表しています。
2.0にすれば2倍、3.0にすれば3倍の速さで再生されます。
逆に0.5にすると、2倍の長さで再生されます。
- 0.5
- 1.0
- 2.0
初期値は1.0です。
パラメータを組み合わせる
解説
色んなパラメータを組み合わせて変更することで、色んな演出ができたりします。
例えば、下のように設定したものを見てみましょう。
また、下のように設定すると、画面がヒビ割れたように見えたりもします。
破片サイズを小さくすると、もっと細かいヒビが入ります。
破片サイズ:20
「砕け散る」を逆再生する方法
解説
「砕け散る」を逆再生したい時は「パラメータ設定」の再生速度をマイナス数値にします。
設定ダイアログと、パラメータ設定は以下のようになっています。
「砕け散る」以外のアニメーション効果について
「砕け散る」以外にもアニメーション効果はたくさんあります。
その他のアニメーション効果については、下記記事でまとめています。