すんなりわかるAviUtlの音声波形表示の使い方・やり方

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AviUtlの「音声波形表示」オブジェクトの解説ページです。




音声波形表示とは

音声波形表示とは、名前の通り音声を波の形で表示するオブジェクトです。

音に合わせて「波」が動きます。

 

 

音の読み込み方は2種類

1.音声のある動画ファイルなどと一緒に並べて、その動画の音を波形として表示する。
2.音声波形表示オブジェクトに(設定ダイアログにある)参照ファイルから音源を読み込む。

 

波形は設定や他のエフェクトと合わせて変形させたりすることでハート型にしてみたり、丸い形にしてみたりといろいろできます。

 

このままだと、無機質な感じですが、編集することで動画を彩る演出の1つとなります。

音声波形表示オブジェクトの出し方

手順

1.タイムライン上で右クリック。
2.「メディアオブジェクトの追加」→「音声波形表示」をクリック。
「音声波形表示」のオブジェクトが出てきます。

 

音声波形表示の設定ダイアログ

設定ダイアログ

音声波形表示の設定ダイアログは、このようになっています。

 

赤枠で囲まれた部分が、音声波形表示の固有の項目です。

1つずつ見ていきましょう。

横幅

音声波形全体の横幅を調整できます。

数値を上下することで、横幅を広くしたり狭くしたりできます。

高さ

「音声波形表示」オブジェクト全体の縦幅を調整できます。

波の上下にある白い破線がオブジェクトの高さを表しています。

数値の上下で縦に伸ばしたり縮めたりできます。

音量

「高さ」と似たような感じです。

「高さ」が「音声波形表示」オブジェクト全体の高さを変えるとしたら、「音量」は「波形の大きさ」自体を変えるような感じです。

 

音量100の波形
音量300の波形

再生位置

再生する位置を変更できます。

 

設定ダイアログの「参照ファイル」からファイルを読み込んだ時だけ有効になります。

注意

下の画像のように、タイムライン上に他のファイルと一緒に並べて編集全体の音声を波形として表示している時は、変更できません。

音声波形の種類

音声波形にはデフォルトでは5つのタイプがあります。

Type1

 

 

 

Type2

 

Type3

 

Type4

 

Type5

 

パラメータ設定について

設定ダイアログ下部にある「設定」では、下記に記載する項目について設定することができます。

「パラメータ設定」

下の赤枠で囲まれた「設定」ボタンを押すと、パラメータ設定の画面が表示されます。

 

上の項目で説明した音声波形の種類もこれらのパラメータの組み合わせによってできています。

パラメータの数値を変更して組み合わせることで色々な音声波形を作ることができます。

例えば、「Type3」の波形のパラメータは次のようになっています。

Type3の波形のパラメータ

 

各パラメータについて1つずつ見ていきましょう。

波形タイプ

波の形を変えることができます。

「0」と「1」の2種類から選ぶことができます。

0の場合

波形タイプを0にすると、線状の波形になります。
 

1の場合

波形タイプを1にすると、塗りつぶされたような波になります。

横解像度

横の解像度を変更できます。

解像度は最低が「1」で最高が「0」です。

 

横解像度の例

同じ音声波形で横解像度だけを変えたものをいくつか並べてみます。
※縦解像度など他の数値は初期設定のままです。

横解像度0(最高解像度)
 横解像度1
 横解像度10
 横解像度100

縦解像度

縦の解像度です。

初期設定は「4096」になっています。こちらも「0」が最高になり、「1」が最低になります。

 

縦解像度の例

横解像度と同じく、同じ音声波形を使っていくつか掲載しておきます。
※縦解像度以外の数値は初期設定のままです。

縦解像度4096(Type1初期設定)
 縦解像度0
 縦解像度1
横に真っ白な太い線のようになりました。
動きもありません。縦解像度を2にすると1よりも少し細い白い線になります。
 
 縦解像度5
 縦解像度30

横スペース

音声波形の1つ1つの波の横にスペースを空けることができます。

数値を上げると横のスペースが広くなります。

わかりやすくするために「Type3」の波形を使います。

横スペースの例

(上はType3の初期設定)

横スペース1の場合
横スペース50の場合
横スペース99の場合
数値が高くなるほどスペースが広くなっていき、100になると波形が消えます。

 

縦スペース

横スペースと同じで、数値を変更することで縦の間隔を変えることができます。

縦スペースの例

同じく「Type3」の波形を使っていきます。

縦スペース1の場合
縦スペース99の場合
縦スペースも100になると音声波形が消えてしまいます。

ミラー

同じ音声波形の形が、まるで鏡写しのように上下に表示されます。

数値を「1」にするとミラーありになり、「0」にするとミラーなしになります。

ミラーのあり、なし

ミラーなし
ミラーあり

ミラーありだと下のようになります。

 

リアルタイムでプレビューする

そのままです。

チェックを入れると数値の変更がリアルタイムで再生ウィンドウに反映されます。

チェックを入れていない状態だと、「OK」ボタンを押すと変更が反映されます。

 

波形の色

設定ダイアログの左下にあります。

波形の色を変更することができます。

波形の色

「波形の色」をクリックすると、カラーパレットが出てくるので、そこから好きな色を設定できます。

いろいろな波形を作る

他のエフェクトと組み合わせることで単体ではできない様々な波形を作ることができます。

極座標変換、方向ブラー、マスク、パーティクル出力、閃光、グローなど挙げるときりがないくらいできるので色々試してみてください。

【すんなりわかる】AviUtlの極座標変換の使い方・やり方

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