「テキストオブジェクト」では、文字を表示させるだけではなく、装飾をすることで色々な表現ができます。
また、テキストは装飾だけでなく、動かすこともできるし様々なエフェクトを使うことで幅広い演出ができます。
テキストオブジェクトの出し方
テキストを編集するには
ダブルクリックで開く設定ダイアログから行います。
テキストの設定ダイアログ
まずは、この設定ダイアログに沿って見ていきます。
XYZ座標や拡大率などの共通項目は省略します。
表示速度
初期では「0」になっています。
表示速度が0の時は、速度がないので、入力したテキストがずっと表示されたままの状態となります。
一文字ずつ表示
速度を変えると一文字ずつ表示される
「10.0」なら0.1秒に一文字です。
自動スクロール
「自動スクロール」にチェックを入れると、文字がスクロールするようになります。
スクロールは「縦」と「横」の2種類。
横スクロール
横スクロールさせるには
縦スクロール
エンドロール、スタッフロールのように縦スクロールさせる
やり方
スクロールの流れる早さを変える
「自動スクロール」にチェックを入れた状態で「表示速度」を変更すると、スクロールが流れる早さを変えることができます。
文字毎に個別オブジェクト
「文字毎に個別オブジェクト」は、文章全体を1つのオブジェクトとして扱っていたのが、1文字1文字をオブジェクトとして扱うようになります。
移動座標上に表示する
移動するライン上に並んで配置されます。
例
今回は「数字の2」みたいな形にしてみます。
形もそうですが、透明度を変えたり、フィルタ効果を使ったりすることで色んな表現ができます。
オブジェクトの長さを自動調節
テキストに速度を付けた時に、文章が全て表示されるまでの長さに時間を合わせてくれます。
例えば、「こんにちは」という文章が、全部表示されるまで5秒かかるとしたら、オブジェクトの長さを自動で5秒に変えてくれます。
文字色の設定
「文字色の設定」から色を変えられます。
影・縁色の設定
文字に影や縁取りを付けることができます。
その影や縁の色の設定です。
「影・縁色の設定」だけでは色は付かないので、右下の項目から「影付き文字」又は「縁取り文字」を選びます。
種類
影も縁も付かない通常文字
フォント
文字のフォントを変更できます。
フォントは標準で入っている物の他に、ダウンロードしたものを使うこともできます。
参考:AviUtlにフリーフォントを追加する方法とおすすめフォント一覧
文字の位置(縦書きなど)
文字を寄せたり、縦書きにしたりできます。
種類
・中央寄せ(上・中・下)
・右寄せ(上・中・下)
・縦書 上寄(右・中・左)
・縦書 中央(右・中・左)
・縦書 下寄(右・中・左)
太字・斜体
文字を太字にしたり斜めにしたりできます。
字間・行間
「字と字の間」、「行と行の間」の間隔を広くしたり狭くすることができます。
例
「詳細」について
「詳細」ボタンをクリックするとテキスト詳細設定のウィンドウが開きます。
以下の項目があります。
項目
・滑らかにする
(高精度モードにチェックが入っていると、「滑らかにする」が選択できるようになります。)
等間隔モード
制御文字・コマンドについて
テキストは各種コマンドによっても、ある程度編集できます。
例
このように、テキスト入力欄に、直接コマンドを打ち込むことによって、文章の一部だけ色を変えたり、サイズを変えたりできます。
詳しくは下記ページでまとめています。
各種コマンド
- 色を変える
- サイズを変える
- フォントの種類を変える
- 太字にする
- 斜体にする
- 表示速度を変える
- 表示させるまでの時間を長くする
- 座標を指定する
- 表示クリアの設定
- スクリプトの設定