AviUtlの「フレームバッファ」オブジェクトについての解説ページです。
フレームバッファとは何か
オブジェクト一覧の項目でも解説した通り、フレームバッファよりも上のレイヤーにあるオブジェクトを、1つのものとして扱います。
フレームバッファオブジェクトの出し方
設定ダイアログの「フレームバッファのクリア」
設定ダイアログの左下の部分に「フレームバッファのクリア」という項目があります。
ここにチェックを入れると、元の画面の部分が表示されなくなります。
色んなエフェクトを掛ける時に、元の画面が見えているとジャマになってしまうこともあります。
その時の状況によって使い分けましょう。
どんな使い方をするか
色んなエフェクトと組み合わせて使うことで演出の幅がかなり広がります。
また、フレームバッファをさらに重ねて使うこともできます。
画像ループで画面を増やしたり、アニメーション効果と組み合わせたり、組み合わせはそれこそ無数にあります。
例
せっかくなので、少し解説を入れていきます。
下の画像はテキストと、円図形だけの状態です。
テキストは直線移動で横に動くようにしています。
輝度反転とクリッピング
輝度反転の手順
次にクリッピングです。
クリッピングの手順
輝度反転で、円図形とテキストが白、背景が黒だったのが逆になっています。
さらに、クリッピングで左側の指定した数値の分だけ切り抜かれます。
これで、文字が左から右に流れていった時に、白と黒の背景の切り替わりに合わせて、文字色も変わるようになっています。
画面を分割して増やす
1つの画面を2画面、4画面、9画面、16画面などに増やす方法です。
フレームバッファにフィルタ効果で画像ループを追加することでできます。
画像ループで4分割画面と9分割画面にする
時間の経過と共に1画面、4画面、9画面と増えていきます。
ドクンドクンと脈動させる
フレームバッファの拡大率と透明度を調整して画面全体がドクンドクンと脈打つようにします。
手順
(数値は適当です。自分の好みに調整して下さい。)
まとめ
このように、工夫とアイデア次第で無限の使い方ができます。
色々試しながら、あなたのセンスで素晴らしい動画を作って下さい。
各エフェクトについては別ページで個々に詳しく解説しています。