【すんなりわかる】AviUtlのレイヤーについて解説

投稿日:2017年1月3日 更新日:

 

拡張編集を使っていると、レイヤーというのが出てきます。

 

AviUtlに限らず、レイヤーというのは、大事な部分なのでしっかり基本を押さえておきましょう。

 

AviUtlのレイヤーとは

レイヤー(Layer)とは日本語では「層」や「階層」を意味するものです。

 

AviUtlのレイヤー

AviUtlでは、拡張編集プラグインをいれることで、映像・画像、音声、字幕など色々なオブジェクトを、それぞれ階層(レイヤー)ごとに配置し、作業することができるようになっています。

 

このレイヤーが並んだウィンドウをタイムラインといいます。

タイムラインの出し方はAviUtl本体の「設定」→「拡張編集の設定」にチェックを入れると出ます。

 

例えば、下の画像は動画に「こんにちは」というテキストを入れた画像です。

 

動画内には他にも「クラフト」というテキストが見えます。

 

この2つのテキストのうち、「こんにちは」の方は簡単に変えることができますが、「クラフト」の方は簡単には変えられません。

 

これは、「クラフト」の方は、元々の映像である「test1.avi」の中にあるものだからです。

 

それに対して「こんにちは」の方は、別の階層(Layer)として重ねただけなので、後からやっぱり「おはよう」にしたいといった時でも簡単に変更できます。

 

このように、文字だったり、画像だったり、色んな効果だったりと、さまざまな物を新しいレイヤーとして重ねていくことで、効率よく動画の編集ができます。

 

新しく追加されたレイヤーは、どんどん上に重ねられていきます。

 

 

タイムライン上では、下に行くほど数字が大きくなります。

そして、下にあるものほど前面(手前)に重ねられることになります。

 

レイヤーの数

レイヤーの数は上限100までです。

 

表示のさせ方

最初に拡張編集のタイムラインを開くと、レイヤーは一部しか表示されていません。

 

ここれはタイムラインのウィンドウを縦に大きくするか、右側のバーを下に下げていくことで表示することができます。

 

・下辺を左クリックしたまま下に引く


・右のバーを下に移動させる。

右のバーをドラッグ、バーの上下にある矢印をクリック、またはAltキーを押したままマウスホイールを上下に動かすことで移動できます。

 

レイヤー内のオブジェクトをウィンドウに表示させたり非表示にしたい場合は、対象の「Layer○」を左クリックで表示・非表示を切り替えられます。

 

例えば、下の画像なら「Layer3」が円の画像が表示されている状態です。


赤枠で囲まれた「Layer3」を左クリックするとレイヤーが少し暗くなり、再生ウィンドウ上の画像も消えます。


または、「Layer3」上で右クリックして、「レイヤーの表示」からも切り替えられます。

 

他のレイヤーを全表示/非表示にする

現在、選択しているレイヤーを除く、すべてのレイヤーを表示させたり非表示にしたりできます。

 

下の画像ではレイヤー1~4に「映像」「音声」「テキスト(こんにちは)」「図形(星型)」のオブジェクトがあります。

例えば、Layer1の上で右クリックをして、「他のレイヤーを全表示/非表示」をクリックすると、他のレイヤーの部分は暗くなり、再生ウィンドウ上からも消えたのがわかります。



同じ手順をもう1度繰り返すと、また表示されます。

 

レイヤーの挿入

好きな場所に新しくレイヤーを追加挿入できます。

 

下の画像の「Layer3」の上で右クリックし、「レイヤーの挿入」をクリックすると、上に新しいレイヤーが追加挿入されます。



この時、新しく追加されたレイヤーが「Layer3」という名前になり、もともとの「Layer3」は「Layer4」となります。

それ以降のレイヤーも名前が1つずれます。

 

レイヤーの削除

いらないレイヤーは削除できます。

削除の方法

1.消したい「Layer○」の上で右クリック

2.レイヤーの削除をクリック

 

削除の例

例えば、下の画像の「Layer3」を削除したい場合は、「Layer3」の上で右クリックをして、出てきたメニューから「レイヤーの削除」をクリックで消すことができます。

 

名前を変える

レイヤーは好きな名前に変更できます。

 

名前の変え方

1.「Layer○」の上で右クリック

2.「レイヤー名を変更」を選ぶ

3.変更用のウィンドウが出るので、好きな名前を入れて「OK」をクリック

 

名前変更の例

画像の「Layer1」の名前を「テスト」に変えます。

Layer1の上で右クリックをし、「レイヤー名を変更」をクリックします。


新しい名前を入力するためのウィンドウが表示されるので、好きな名前を入力し、「OK」をクリックします。


Layer1」が「テスト」に変わっているのがわかります。

 

レイヤーのサイズ(縦の幅)を変える

タイムライン上に表示されるレイヤーのサイズ(縦の幅)は「大・中・小」の3段階から選択し、変更することができます。

 

サイズの種類

・大

・中

・小

 

サイズの変え方

1.拡張編集のタイムライン上で右クリック

2.環境設定を選ぶ

3.「レイヤーの幅」から大・中・小の好きなサイズを選び「OK」をクリック

 

サイズ変更の例

拡張編集のタイムライン上(画像の赤枠で囲んだ部分)で右クリックします。

をして、1番したに出てくる「環境設定」をクリックします。


環境設定」の画面が開くので、上の方にある「レイヤーの幅」から「大・中・小」の変えたいサイズを選びチェックをしたら、1番下の「OK」をクリック。

 

レイヤーのロック

レイヤーをロックすることで、そのレイヤーの中のオブジェクトを動かしたりできなくすることができます。

配置したものを間違って動かしてしまうのを防ぐために使ったりします。

詳しくは下記にて。

ロックのやり方

1.ロックしたい「Layer○」上で右クリック

2.「レイヤーのロック」を選択

ロックされたレイヤーは右上部分に赤い三角マークが付きます。

 

ロックのやり方の例

下の画像の「Layer3」をロックします。


Layer3」上で右クリックします。

レイヤーのロック」をクリックします。


赤い三角形のマークが付き、ロックされたことがわかります。

 

ロックするとどうなる?

下の画像にはレイヤー3に円(図形)があります。


これは、ロックされていない状態では、左クリックすると色が水色に変わり選択された状態になります。


しかし、ロックすると、左クリックしても色は変わらず選択できません。

通常はオブジェクト(ここでは円図形)をクリックしたまま動かすと、位置をずらしたり別のレイヤーに移動させたり、他にも長さを変えたりできますが、これらができなくなります。

ロックされたレイヤーと、ロックされていないレイヤーのオブジェクトを右クリックして見てみると出てくるメニューが違うのがわかります。

・ロックされた方

・ロックされていない方

ロックされていなければ、ここから「コピー」「分割」「削除」「中間点を追加」などができますが、ロックされるとできません。

あとは、オブジェクトは再生ウィンドウ上の図形をドラッグ&ドロップで動かすこともできますが、これもできません。


ただ、ロックされていても設定ダイアログは開くことができます。

そして、設定ダイアログで編集された内容は反映されます。

下の図のように、X座標やY座標を変えることで、ロックされていても円図形の位置が変わっているのがわかります。

 

座標のリンクとは

座標のリンクとは、同じレイヤー内に追加されたオブジェクトが、先に配置されていたものと同じ場所(座標)に追加されていくという機能です。

 

座標のリンクのやり方

・設定したい「Layer○」上で右クリック

・「座標のリンク」をクリック

設定されると、「Layer」の左側に紫色のラインが入ります。

 

座標のリンクの例

座標のリンクを使うとどうなるのか実際に設定しながら見ていきます。

下の画像では「Layer3」に三角形、「Layer4」に四角形があります。

Layer3に「座標のリンク」を設定します。

ウィンドウ上では、画面左上に三角形、その下に四角形を置いています。


「Layer3」の三角形の後ろに円図形を、「Layer4」の四角形の後ろに星型を置きます。


後から追加された2つの配置を見てみると、「座標のリンク」が設定されている円図形は三角形と同じ場所に出てきます。

それに対し、何も設定していないLayer4の星型は画面中央に出てきます。

(※何も設定していない状態では、追加された物はセンターに表示されます。)


いくつオブジェクトを追加していっても、同じ場所(座標)に出てきます。

ただし、どれか1つでも位置をずらすと、ずらされた後の位置に座標が再セットされます。

次の画像は、Layer3の円図形の後ろに、さらに五角形を追加したものです。


この状態で、五角形を下に動かします。


すると、他に何もいじっていなくても、三角形や円図形も五角形と同じ位置に勝手に移動した状態になります。


 

上のオブジェクトでクリッピングとは

「上のオブジェクトでクリッピング」とは、上にあるレイヤーのオブジェクトの形で、下にあるオブジェクトが表示される機能のことです。

 

クリッピング」には、日本語では「切り抜き」や「切り取ったもの」といった意味があります。

例えば、上のオブジェクトが星型の図形で、下のオブジェクトが何かの画像なら、「画像を星形に切り抜きます。」ということです。

 

 

クリッピングのやり方

1.表示させたいオブジェクトの「Layer○」上で右クリック

2.「上のオブジェクトでクリッピング」をクリック

設定されると、「Layer○」の左側に赤いラインが付きます。

 

 

クリッピングの例

ウィンドウ上に星形の図形を大きくして置いてあります。

このゲーム画面を星形にクリッピングします。


Layer3」にある星形図形を「Layer1」に移動させます。

Layer2」を右クリックし、「上のオブジェクトでクリッピング」を選びます。


ウィンドウいっぱいに表示されていたゲーム画面が、星形図形の中にだけ表示されるようになります。

 

この方法でクリッピングすると、そのレイヤー上の全てのオブジェクトに対してクリッピング効果が働きます。

個々のオブジェクトに対してクリッピングしたい場合は、オブジェクトの右クリックメニューからすることができます。

 

参考:個々のオブジェクトに「上のオブジェクトでクリッピング」

 

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